細田博之衆院議長は3日、自身と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側との接点に関する補充説明について「なるべく早く出す」と明言した。岸田文雄首相の所信表明演説が実施された衆院本会議散会後、国会内で記者団の質問に答えた。
衆院議院運営委員会の笠浩史・野党筆頭理事(立憲民主党)は立民会合で、細田氏が11日にも補充説明を行うとの見通しを示した。同時に「どういう文書が出てくるか分からないが、引き続き追及したい」と述べた。
細田氏は9月29日に、教団側との関係を認める文書1枚を衆院議員名義で発表した。教団の政治団体「国際勝共連合」の記念大会や、関連団体主催の国際会議などの会合に計4回出席し、教団側から選挙での支持を伝えられたと認めた。
このほか、教団に関連がある議連「日本・世界平和議員連合懇談会」の名誉会長に2021年6月に就任し、現在は解散したと強調。教団創設者の文鮮明氏が提唱したとされる日韓トンネルの推進議連では一時、顧問を務め、現在は辞任しているとした。
ただ、野党は文書1枚の対応では不十分だと厳しく批判。細田氏は10日ほどかけて調査し、補充説明する意向を固めていた。
細田議長、早急に補充説明 旧統一教会との接点 - 日本経済新聞
細田博之衆院議長は3日、自身と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側との接点に関する補充説明について「なるべく早く出す」と明言した。岸田文雄首相の所信表明演説が実施された衆院本会議散会後、国会内で記者団の質問に答えた。衆院議院運営委員会の笠浩...