米中は互いにひけない対立のトンネルに入った。台湾問題はその元凶というよりも、結果だ。両大国が争っているのは世界秩序の主導権であり、緊張は10年、20年の単位で続くだろう。
米当局者や識者が語る対中観はこの2年半で大きく変わった。2019年末ごろまではサイバースパイや軍拡、人権の抑圧といった「行動」を批判する声が中心だった。
20年に新型コロナウイルスの感染が広がるにつれ、共産党の「体質」への批判…
アメリカ・中国、長い覇権争いの始まり 本社コメンテーター 秋田浩之 - 日本経済新聞
米中は互いにひけない対立のトンネルに入った。台湾問題はその元凶というよりも、結果だ。両大国が争っているのは世界秩序の主導権であり、緊張は10年、20年の単位で続くだろう。米当局者や識者が語る対中観はこの2年半で大きく変わった。2019年末ご...