世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の創始者、文鮮明(ムン・ソンミョン)氏が2002年に韓国内で信者に向けて行った説教で、日本の天皇を「平凡」と表現し、その約2年後には長崎県の対馬を「韓国の土地」と明言していた。韓国語で記された文氏の発言録全615巻の中から毎日新聞が当該部分を確認・翻訳し、判明した。
韓国ナショナリズムの側面
識者は、文の思想に韓国ナショナリズムの側面があると指摘したうえで、日本の保守派議員が教団と接点を持つことの矛盾に疑問を呈している。
発言録は、文氏が1956~2009年に韓国内で信者に説教した言葉を韓国語で収録した「文鮮明先生マルスム(御言=みこと)選集」。各巻は約300~400ページに及ぶ。文氏が死去した12年まで発行されたが、絶版で入手は困難。毎日新聞は、日本の教団広報部が「(全巻を)不法転載している」と認めたウェブサイトで発言を確認した。
旧統一教会・文鮮明氏、天皇・領土巡り保守派と相いれぬ発言判明 | 毎日新聞
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の創始者、文鮮明(ムン・ソンミョン)氏が2002年に韓国内で信者に向けて行った説教で、日本の天皇を「平凡」と表現し、その約2年後には長崎県の対馬を「韓国の土地」と明言していた。韓国語で記された文氏の発言録全...