板橋県議、旧統一教会関連団体の代表辞任

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自民党栃木県連副会長の板橋一好(いたばしかずよし)県議(81)=小山市・野木町選挙区、13期=が、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体である世界平和連合栃木県連合会の代表を務めている問題で、自民県連の木村好文(きむらよしふみ)幹事長は5日、党と旧統一教会の関係を絶つとした党本部の方針に反する言動があったとして、板橋氏を口頭で注意した。板橋氏は代表を続ける考えを示していたが、注意を受けて翻意し、辞任することを決めた。

 木村氏によると、同日午前、小山市内で板橋氏と面会し「党方針に従わないなら離党してもらう」と伝えたという。木村氏は取材に「(板橋氏は)今後、一切の関係を持たないと約束した」と述べた。

 一方、板橋氏は取材に「党人であるため要請を受け入れることにした。心配してくれた幹事長の顔も立てないといけない」と話した。今後は選挙の際の支援も受けず、教団関連施設への訪問も見送るとした。

 板橋氏は2日の下野新聞社の取材に対し、党と旧統一教会との関係を絶つとした岸田文雄(きしだふみお)首相(党総裁)の方針を批判し、党の指示があっても教団との関係を継続する考えを示していた。

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