関西創価学会や北陸創価学会など、各地方で開設していたホームページの多くが、8月末で閉鎖されるそうですよ。何があったんだろうね。まさか統一教会問題と関係があるのか……。
今回のサイト閉鎖は再編の一環だということだ。創価学会関係者が補足する。
これまでそれぞれの地域で発信していたニュースを、いまでは聖教新聞の電子版でほぼフォローできる。電子版で全部の地域のニュースや情報を見ることができるようになったので、2004年に開設された各地のホームページは、はその役目を終えたと判断したということのようです。
さらに創価学会に詳しいジャーナリストの乙骨正生氏はサイト終了の背景についてこう話す。
以前、谷川佳樹主任副会長が、外資系コンサルタントを導入してポスト池田大作の創価学会の戦略策定をおこなった際、無駄な経費の見直しがおこなわれたと聞いています。
創価学会は国政選挙における比例区票を自らの勢力を計るバロメーターとしています。2005年の郵政解散総選挙での公明党比例区898万票に比べると、昨年の衆院選、今年の参院選は711万、618万と激減しており、昨年暮れの寄付もコロナ禍の不況でかなり減少したと言われています。
学会員が減少し、寄付も減少するなかで、無駄な経費を見直すという傾向は強まっています。その観点から各地域のサイトを見ると、聖教新聞の地方版の域を出るものはなく、デジタル化・SNS全盛のなかで有効な機能を発揮しているとは思えない。
そこで、無駄を削り、新たなデジタル戦略を立て直す観点から終了になったのではないでしょうか。
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