岸田総理は24日、新型コロナ対策として実施している水際対策の緩和などを発表した。9月7日から、ワクチンの3回目接種を行なっていれば、現在日本入国者に義務付けている滞在地出国前72時間以内のPCR検査陰性証明を不要とする。
「海外渡航で不便を感じている」(岸田総理)という出国時検査に変え、ワクチン接種証明を利用可能とする。出国時検査は、費用面や現地での検査予約・検査の手間が発生するほか、すでに検査体制を縮小しており、出国前72時間という規定を満たすのが難しくなっている国もあると指摘されてきた。この条件を9月7日から緩和する。
ただし、この制限緩和のためには3回のワクチン接種を行ない、ワクチン接種証明書を取得する必要がある。
また、現在1日2万人を上限としている海外からの入国者の制限も緩和予定。ただし詳細については「検疫体制の整備を進めながら、その他の措置も速やかに公表する」と述べるに留めた。
国内の感染対策強化については、医療現場の負担が高いとされる「発生届」の提出について、自治体の判断で、高齢者や入院を要する人、投薬が必要な人など、重症化リスクが高い人に限定することを許可する。ただし、軽症者も含めた「人数」については、全数を把握していき、今後の感染状況を見ながら全数把握の見直しを検討していく。また、8月中に医療用抗原検査キットのOTC化を行ない、ネット販売も可能にするなどで、検査体制を強化していく。
ワクチン3回接種で日本入国時の陰性証明が不要に。9月7日から
岸田総理は24日、新型コロナ対策として実施している水際対策の緩和などを発表した。9月7日から、ワクチンの3回目接種を行なっていれば、現在日本入国者に義務付けている滞在地出国前72時間以内のPCR検査陰性証明を不要とする。
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